ピアノを習っている生徒さん、大人になって仕事しながらもずっとピアノを弾き続けている方、一時期辞めていたけどまたピアノを再開した方の中には
「ピアニストとして活躍したい!」
「ミュージシャンとして生きていきたい!」
と実は心の中で思っている方もいらっしゃるかもしれません。
この時、
「将来、ピアニストになれたらなあ」
「ミュージシャンとして生きていけたらなあ」
というふうに願望の形で思考してはいけません。
「今はピアニストではない」
「今はミュージシャンでない」
といことを、かえって無意識に教え込んでしまうからです。
無意識は臨場感のある方をリアルな世界と認識します。
「現在なっている」ではなく、
「将来必ずミュージシャンになる」
のような未来形では、無意識はそれを現状の延長線上ととらえてしまい、現状の臨場感を上げてしまいます。
目標は「現在進行形」で設定しよう。「目標を達成している自分から逆算した、現在あるべき自分」をイメージして、その臨場感を高めよう。
【臨場感を高めるトレーニング】
「5年後、世界の檜舞台で活躍しているミュージシャンになる」
という目標を立てたら、
「現在、日本国内のホールで演奏している自分の姿」
の臨場感を思いきり高める。
↓
無意識はあわてて
「日本国内のホールで演奏している自分」と
「まだ人前で演奏もしていない自分」
という現実とのギャップを埋めようとし始める。