自分だけでなく他人の幸せも入ってこそ、人間らしい「幸せ」
コーチングではクライアントさんに
「ゴールを設定しましょう」
「将来、どんな自分になりたいか、本当にやりたいことは何かを考えましょう」
とお話しますが、
「何をゴールにしたらいいかわからない」
「将来、やりたいことがわからないし、本気になれそうなことが見つからない」
と思われる方も多いと思います。
そんな
「やりたいことがわからない」
という方は、
「自分が何をすれば、他人が喜ぶだろう」
と考えてみてください。
自分がしたことで他人が喜んでくれた経験を思い出してみる
「やりたいことがわからない」
という方でも、今までの人生において
「自分がしたことで、他人が喜んでくれた」
という経験が、必ず一つはあるはずです。
それを探してみましょう。
- 親の肩や腰を揉んであげたら、「気持ちがいい」と、とても喜ばれた
- 友達が、パソコンの設定ができずに困っていたので、助けてあげたら、とても喜ばれた
- 同僚の結婚式のためにウェルカムボードを作り、絵を描いてあげたら、とても喜ばれた
どんなささいなことでもかまいません。
「自分がしたことで、他人が喜んでくれた」経験
「自分がこれをやれば、他人が喜んでくれるんじゃないだろうか」
と思えることがあれば、それをもとにして、
「将来やりたいこと」
を考えてみましょう。
- タイ式マッサージを習得して、たくさんの人の体の疲れを癒す
- パソコンが苦手な高齢者のために、基礎をわかりやすく教えるパソコン教室を開く
- 見た人が幸せになるような絵を描く、イラストレーターになる
など、他人に喜ばれ、自分も幸せになれるような、ゴールが見えてくるかもしれません。
抽象度の低い欲求はゴールにはなりえないが、行動するエネルギーにはなる
とはいえ、最初は
「たくさんのお金を手に入れ、いい家に住み、おいしいものを食べ、みんなにチヤホヤされ、モテるために経営者になる」
でもかまいません。
抽象度の低い欲求はゴールにはなりませんが、行動するエネルギーにはなります。
少しずつ抽象度を高め、欲求を満たすと同時により多くの人たちの幸せのために何ができるかを考えてみましょう。
やりたいことが見つからない時は、「何をすれば他人が喜ぶか」を考える