もし、どうしても悩んでしまうことが出てきたら、
その悩みを思いっきり強めてみてください。
悩んでいることに関する考えられる最悪の状態を擬似体験するのです。
まず、全身をリラックスさせて、時間を擬似的に未来へと進め、悩んでいることが最悪の状態になることをイメージします。
このとき、細部にわたるまで五感で詳細にイメージします。
最悪の状況をイメージしてみると、たいていの場合、
「なんだ、この程度か」
と思えるようになります。
「実際に未来に行って最悪の状況を体験してみたが、たいしたことはなかった。最悪であの程度なのだから、実際にはもっと楽に違いない」
と思えるようになるのです。
イメージの世界で悩みに耐えきれずに押しつぶされるということはまずありません。
あまりにも強い恐怖体験だったとしても、それが想定し得る最大のものであって、実際はもっと小さいわけですし、一度、恐怖体験をしておけば、仮に近い状況になったとしても対処にも余裕がでるはずです。
「ああ、あのときに体験したこの状況か、一度体験しているから、二度目は大丈夫」
と思えるようになるのです。
悩みや恐怖心は最大にまで強めてみる。
それをやってみて耐えられるなら(必ず耐えられます)、現実に起こることはそれ以下ですから、もう何も恐れることはありません。
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