「一日が24時間よりも長かったらいいのに」
なんて思ったことはないでしょうか。
「時間が足りない」という人は、
試しに時計を見ながら
「1分間」だけ息を止めてみましょう。
1分間という時間がいかに長いかを
実感することができます。
たった1分間なのに
なかなか過ぎていってくれません。
「1分ってこんなに長かったのか」
と再認識させられることでしょう。
たった1分間でも集中して何かをやれば、
かなりいろいろなことができます。
1分間息を止める効果は、もう一つあります。
それは普段意識していない
「自我」
というものを意識できるということです。
人は本来、
いつでも自我というものを意識して、
自分を見続けていなければならないはずなのですが、
ほとんどの人は自分というものを
意識して見ることをしていません。
当然、自分に対する気づきもありません。
息を止めている間は、
息を止めることに集中しているはずです。
自分の止めている呼吸に
集中しているわけですから、
この瞬間だけは少なくとも
自我を見つめていることになります。
息を止めることで、自我を意識でき、生きている自分の存在を確認できます。
今、私は間違いなく生きていると確認できるのです。
苦しくなったり、
気分が悪くなったりしたときは、
無理せずにすぐに呼吸するようにしましょう。
また何度も続けてやると、
酸素不足になって
脳に悪い影響を及ぼす恐れもありますので、
あくまでも試しに一度やってみる
という程度にしてください。
一度、1分間の長さを実感したら
それを忘れないようにして、
普段は普通の呼吸を
意識してみるようにするといいでしょう。
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