幼児教育におすすめの本のご紹介です。
親御さんが今日から実践できる、0〜5歳の子ども向けのコーチングのノウハウが解説されています。
コーチングの第一人者で有名な著者
まえがきには、
「子どものころからふさわしい教育をほどこすことができれば、より理想的な自己実現が可能」
と書いてあります。
小学校に入学する前、0〜5歳の子どもに親がふさわしい教育をしてあげれば、
- 子どもの才能はどこまでも伸びていき、
- 将来大きくなったとき、子どもは自分自身の力で“なりたい自分”になることができ、自由な人生を謳歌することができるようになります。
との事です。
とくに印象的だったのが、
「どんな子どもも、生まれたときから個性的な存在であり、普通に育てれば、おのずと他の誰でもない『○○くん』や『○○ちゃん』になる」
という部分です。
個性を伸ばす必要なんてなく、そもそも生まれた瞬間から個性はそなわっている
つい、
「○○してはいけません」
と禁止したり、
「○○になってほしい」
と親の価値観を押し付けがちですが、
子どもの本来持っている個性が失われてしまうそうです。
ピカソの名言でもありましたね。
私も生徒にピアノレッスンするときは自己評価を下げないよう、発言には気をつけています。
子どもの能力開発の具体的な方法についても書かれています。
0〜5歳の間に行うべき「幼児教育」のポイントは
- 将来、子どもが効率的に教育を受けられるよう、基礎的な訓練をしてあげること
- 大人になったとき、あらゆる職業に就くことができる可能性を維持してあげること
この2つが幼児期の教育の基本になると述べています。
幼児期の教育によってさまざまな能力の土台を築いておくことで、成長してからの学習をスムーズに行うことができるようになります。
音楽に関する箇所では、
いろんな音楽を聞かせ、楽器を演奏させることが効果的だそうです。
いろいろな音楽を聴いたり、楽器を演奏することは、いろいろな波形の組み合わせを脳にインプットすることです。多くの響きを体験すればするだけ、音への感覚は鋭くなっていきます。
特に0〜2歳の言葉を話さない年齢のときには、クラシック音楽を中心にいろいろな音楽を聞かせるように心がけてください。音楽は非言語コミュニケーションの1つであり、ダイレクトに脳に働きかけて脳の活動を活発化させるからです。
また、音を聴くとき、音とほかの感覚を結びつけるとより効果的
との事です。
典型的な方法は、
音に色をつける方法
つまり「音」と「光」を結びつける方法で、
私もレッスンでは
「このメロディーは何色?」
と生徒に聞いています。
書籍で紹介されているのは、
単音を聞かせて「これは何色?」と聞いたり、逆に「赤はどんな音?」と先に色を言ってから、音を見つける方法や
慣れてきたら、ドミソなどの和音にしてみたり、変調したりする方法です。
いろいろな音を聞かせて、そのつど
「これは何色?」
と子どもに聞いてみると良いそうなので、ぜひお子さんに実践してみてください。
Kindle版はこちらです↓
![]() |